システム構成・設定
システム構成の一例
カメラを設置する場所に必要な機器
①ネットワークカメラ※1 ②ルーター※2
※1 通常は電源が必要です。PoEタイプのカメラの場合、給電HUBからLANケーブルで電源供給できます。
※2 ポートフォワーディング機能を搭載したルーターが必要です。
カメラを設置する場所に必要な回線
①常時接続インターネット回線(ADSL、FTTH、CATV等のブロードバンド回線)※1 ②固定IPアドレス※2またはDDNSサービス※3
※1 同時配信する台数によって必要な回線速度が異なります。
※2 固定IPアドレスは、通常プロバイダにオプションで申し込む必要があります。
※3 DDNSサービスは固定IPアドレスがなくてもカメラのアドレスを付与するサービスです。プロバイダやルーターやネットワークカメラのメーカーが提供しています。
必要なインターネット回線についての詳細は、アイオーシー ネットワークカメラ事業部までお問い合わせください。
カメラをモニタリングする場所に必要な機器及び回線
①パソコン※1 ②インターネット回線※2
※1 ネットワークカメラの画像をモニタリングするのに必要なパソコンのスペックはカメラメーカーや機種によって異なります。
※2 ADSL、FTTH、CATV等のブロードバンド回線をお勧めします。
◆ネットワークカメラ取付工事ご希望のお客様は、こちらのフォームからお問合せください。
ネットワークカメラの特徴
遠隔地の映像をインターネット経由でモニタリング、次世代カメラシステム
ネットワークカメラはWEBカメラ、IPカメラ、インターネットライブカメラとも呼ばれています。カメラの映像をインターネット経由でパソコンや携帯電話を使って見ることのできるシステムで、手軽に低コストで導入できるのが特徴です。 遠隔監視システム、ライブ映像の配信、セキュリティシステムとして、これからビジネスへの新しい利用が期待されています。
様々な業界で活用するマルチカメラ
ネットワークカメラはライブカメラ、防犯カメラ、遠隔監視カメラの3つの機能を備えたマルチカメラとして使うことができます。
商業施設・チェーン店舗・警備会社・マンション・駐車場・ペットショップ・ペットホテル・学校・保育園・幼稚園・観光地等、様々な業界で導入が始まっており、今後も急速な普及が見込まれています。
パソコンからモニタリング
パソコンからの閲覧ではインターネットエクスプローラ等のブラウザを使ってカラーの動画像で閲覧でき、簡単に操作できます。またカメラをリモート操作(上下、左右)できますので、広い範囲をカバーでき、カメラ台数も少なくて済みます。さらにズーム機能搭載カメラで見たい箇所をアップでご覧になれます。
スマートフォン・携帯電話からモニタリング
スマートフォン・携帯電話からモニタリングできます。パソコンがない外出先でも簡単にチェックでき、直接カメラをリモート操作(上下、左右、ズーム)することも可能です。
録画機能
カメラの画像をカメラ内部のメモリーやメモリーカード、パソコンのハードディスクや専用ハードディスクレコーダーに録画できます。複数台の同時録画にも対応し、インターネット経由でも録画ができます。また曜日・時間帯の設定や画像を保存する時間の間隔など、細かな設定も可能です。
セキュリティ機能
パスワードを設定して閲覧者を制限したり、公開時間や可視範囲を制限することもできます。また動作を感知するとメールに転送する機能もあり、簡易セキュリティシステムとしても威力を発揮します。
音声モニタリング
音声タイプのカメラを選べば、付属マイクでカメラ設置場所の音声(モノラル)を聞くこともできます。
無線、屋外対応
無線屋外タイプを選べば、配線が困難で設置しにくかった場所にも簡単に設置でき、配線工事費用の節約になります。また設置場所の変更にも柔軟に対応できます。
WEBサーバー機能を内蔵
配信側にはカメラとルータ、インターネット接続環境があればOK。カメラ本体にWEBサーバー機能を内蔵していますので、パソコン等のサーバーは不要です。パソコンの電源を切っていても、外部からカメラにアクセスすることができます。
低コスト
こうした多くの機能を搭載しながら、従来のアナログカメラと比較しても格段に安く構築できるのが特徴です。またパン・チルトで広い範囲をカバーできますのでカメラ台数も少なくて済みます。
USB WEBカメラとの違い
パソコン不要、カメラ単体で使えます
USB WEBカメラは画像を撮影する機能はありますが、配信する機能はありません。そのため画像をインターネットで見るためには必ずパソコンが必要です。
しかしネットワークカメラは、撮影、WEBサーバー機能を内蔵していますので、インターネットの配信をカメラ単体でこなせます。
ネットワークカメラ | USB WEBカメラ | |||
---|---|---|---|---|
パソコンや携帯電話等で、遠隔地の場所の様子を確認 | ○ |
主な使用目的 | △ |
パソコンを使ったビデオ会議やビデオチャットなど |
パソコン不要(WEBサーバー機能内蔵) | ○ |
使用制限 | × |
パソコンの電源ONの時しか使用できない |
あらゆる場所に設置可能 屋内(天井、壁掛け)、屋外(ハウジング要)、無線LAN | ◎ |
設置制限 | △ |
パソコン周辺のみ(パソコンとUSBケーブルでつなぐ) |
パンチルト(上下左右)、ズーム、音声、動作感知 | ◎ |
リモート操作 | × |
ほとんどなし |
30,000円程度から | △ |
価格 | ◎ |
3,000円程度から |
ネットワークカメラの設定・設置工事について
ネットワークカメラをモニタリングするためには、PCを使ってカメラにIP設定を行った後、ルータにポートフォワーディング設定等をする必要があります。
ネットワークカメラの設定方法
①カメラとルータをLANケーブルで接続します。
②ルータとパソコンをLANケーブルで接続します。
③付属の専用CDからカメラのIP等の設定をします。
インターネット接続等ですでにルータを使われている場合は、そのルータを使用できます
PCに録画する場合
- 予めネットワークカメラをLAN内に設定しておきます。
- 別売の録画ソフトウェアをPCにインストールします。
- 録画ソフトウェアを起動し、カメラのIP等の登録をします。
- メーカーにユーザー登録をします。
設定の際の注意点
インターネット環境について
- ネットワークカメラをインターネット経由でモニタリングするためには、①FTTH、ADSL、CATVなどの常時接続インターネット環境が必要です。
- またカメラのアドレスを特定するために、プロバイダから固定グローバルIPアドレスのサービスまたはダイナミックDNSサービスの申し込み(有料オプションが多い)が必要です。
- インターネットを経由して接続する場合、ルーターのポートフォワーディング機能(メーカー、機種により「静的IPマスカレード」、「ポート転送」、「DMZ」、「バーチャルサーバー」)により、カメラにインターネット側からアクセスできるように設定する必要があります。詳細はルーターの取扱説明書でご確認ください。
- ネットワークカメラを接続しているネットワークの状態や使用している機器などの影響により、ネットワークカメラの操作や映像・音声のモニタリングができない場合があります
- ネットワークカメラの設置台数に制限はありませんが、使用環境に応じた設置が必要です。(実際のご使用にあたっては、ACアダプターを取り付けてください。)
- 当社では、ネットワークカメラの設定・取付工事を承っております。工事費等の詳細についてはお気軽にお問合せ下さい。
プライバシー・肖像権について
ネットワークカメラの設置や利用につきましては、ご利用されるお客様の責任で被写体のプライバシー(マイク内蔵モデルにあっては、マイクで拾われる音声に対するプライバシーも含む)、肖像権などを考慮のうえ、行ってください。
「プライバシーは、私生活をみだりに公開されないという法的保障ないし権利、もしくは自己に関する情報をコントロールする権利。また、肖像権は、みだりに他人から自らの容ぼう、姿態を撮影されたり、公開されない権利」と一般に言われています。
カメラ取付工事について
ネットワークカメラを天井や屋外に取り付ける場合、
- カメラからルータへのLANケーブル配線工事
- カメラの電源を天井裏から引き込むための電設工事
- 天井への取付工事
等が必要になります。
また屋外設置の場合、屋外配線、電源確保、ハウジング取付工事等が必要です。弊社では上記取付工事も承っております。無料お見積もりページからご依頼ください。